本日も、国家公務員試験の受験生向けの内容です。
マクロ経済学の参考書では必ず出てくる「クラウディング・アウト」。
何のことか説明できますか?
以下は、伊藤元重『マクロ経済学 第2版』より
1:財政支出増大(公共事業など)
↓
2:GDP増大
↓
3:貨幣需要増大
↓
4:利子率上昇
↓
5:民間投資減少
このように、1:での財政拡大効果が、2:3:4:のプロセスを
通じて、5:民間投資を抑制することで、
いわば政府が民間の需要を「押しのけ」る効果を
クラウディング・アウト効果と呼びます。
ただ、実際の経済運営としては
3 :貨幣需要増大 に対して、通貨面で
3′:貨幣供給の増大 がなされますので、
4:利子率の上昇⇒5:民間投資の減少
こちらの動きに至ることは少なくなっています。
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