1973年11月9日生まれ、京都市伏見区出身。
慶應義塾大学経済学部、同 商学研究科卒業(商学修士)。
現在、某企業にて総務を勤めるかたわら、
外語専門学校で「マクロ経済学」「就職対策」、
公務員試験予備校にて「ミクロ経済学」「マクロ経済学」「財政学」の講義担当中。
講師デビュー前の私
学生時代から「教えるのがうまい」と良く言われる人間でしたが、
何となく教育者かな…というアバウトな将来像しか描いていませんでした。
英語・数学の成績は良いほうで、東大受験に3回チャレンジするも、あえなく失敗。
本当に要領が良ければ、浪人を繰り返さずに合格できていたのかもしれません。
その意味で、元々要領は良くない方だと思っています。
浪人時代、数々の予備校の講座に顔を出すことで、いわゆる
「良い授業とそうでない授業」の見極めがつくようになりました。
今思えば、講師デビューの一歩を踏み出すために、
心の中でイメージが出来上がっていたのかもしれません。
職業選択に悩む・・・
大学の専攻は経済学でしたが、
「法律・政治は肌に合わず、文学・歴史も興味を持てない、数学が比較的得意」
という感じで、消去法で選んだようなものです。
大学時代には1年次より、念願の塾講師のアルバイトを始めました。
中学受験対策の「国語」担当という事で、生徒は小学生でした。
教えるのは楽しく、私が問題を作って
生徒とやり取りをすることも刺激的でした。
ただしかし、将来の仕事として選択をするとなると、
なかなか決意ができませんでした。
理由としては、
経済学を専攻した学生が、金融業界に就職しないというのは、
当時の風潮からするとマイナーな存在であったこと・・・
1998年、長銀が破たんする直前の時期でした。
そして、塾の上司が、非常に不健康そうな顔で働いていたこと・・・
小学生部は4:30ころから始まりますが、
質問対応、授業準備、80分授業を3コマ休憩なしでこなすと
10:00過ぎまでノンストップ勤務です。もちろん土日は休みなしです。
体が丈夫じゃないと務まらないなと実感しました。
晴れて講師デビュー!
経済学をもう少し深めようと、東洋大学の大学院で金融を、
慶応大学の大学院で労働経済学を学びました。
修士課程を終え、研究者の道に進むかどうか悩みましたが、
さすがに金食い虫のようになっている自分を見ると情けなく感じ、
2003年に大原簿記法律専門学校の公務員コースの講師として就職しました。
「資格の大原」として、全国規模で名が知られている専門学校です。
大原は、どちらかと言うと体育会系のような所があり、
院卒の私がスムーズに溶け込むにはかなりの時間がかかりました。
しかし、上司や同僚に恵まれて更に講義スキルを向上出来たとともに、
教務事務のオールラウンドな仕事を担当させてもらい、
大いに能力向上できた職場だったように思います。
本当に感謝しています。
学生に「役立つ授業」を追求したい
諸事情で2011年に大原を辞めた後は、
LEC・東京アカデミーなどで引き続き経済学を担当したり、
通信講座ユーキャンの質問対応を行うことを通じて、
今まで以上に学生の分かっていない所・つまづく所に
フォーカスして授業展開できるようになってきました。
経済学自体が好きな人間ですので、
好きこそものの上手なれ、という言葉が
ピッタリ当てはまるように思います。
ところで、大学では法律・経済が社会科学の柱になっていて、
経済学は法律と比べて必ずしも実生活に根付いているとは言えません。
しかし、純粋に、「試験科目」という点で考えると
法律=社会人の「国語」的な能力をテストするもの
経済=社会人の「算数」的な能力をテストするもの
ではないだろうかと、個人的に考えています。
じっさい、経済学を習得するのには、算数・数学的なアプローチが不可欠です。
その辺りの基礎事項も、ゆっくり解きほぐしながら、
マイペースで学習を進めていってもらいたいという願いが常にあります。
従来の講義のペースが、どうも合わない、という方には、
必ずやお役にたてるものと思います。
ビデオを見て頂いて分かるように、「カリスマ講師」のようなネーミングは
私には当てはまりません。
なおかつ、大学教授の講義のような、
アカデミックで講釈っぽい授業も苦手な方です。
そのため、受験生の実力向上のため、
必要にして十分なこと、そして、
予備校の集合授業では出来ないことを、
この場で展開できるように心がけています。
本ホームページが、受講生の皆さんの一助となることを祈っております。
拙文を読んでいただいて、ありがとうございました。
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