国家公務員受験生向けの内容です。
昨年は、”消費税の軽減税率”が何かと話題になりましたが、
財政学では、「ラムゼーの最適課税論」というものが良く知られています。
厚生の観点からは「ぜいたく品に低い税率を、必需品には高い税率を」
かけた方が、社会厚生のロスが少ない、というものです。
必需品は、もともと価格の変動に対して需要の変動は大きくない
(価格弾力性が小さい、といいます)ので、
市場に与えるショックを小さくできる。よって、税率が高い方が合理的。
という論法を使っています。
需要の変動が大きい=経済に与えるショック(厚生のロス)が大きい
と捉えていることに気を付けてください。
一見しただけだと間違えやすいので、試験では注意しましょう!
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