良いインフレ、悪いインフレ?

先週の日経新聞に、「良いインフレ」「悪いインフレ」の記事が載っていたので、
改めて整理してみたいと思います。

ひとことで述べると
「良いインフレ」=景気が良いため発生する。景気が良ければ高いものを買うことに抵抗がなくなるため。
「悪いインフレ」=景気が良いから、ではなく、原料価格の上昇、円安による輸入物価上昇などによって生じる。「コストプッシュ型」とも呼ばれる。

以上のようになります。

たまたまですが、今日のCNNの記事に
「ジンバブエが通貨廃止 35,000,000,000,000,000ジンバブエドルを1ドルに両替」
という内容がありました。

これは上記2つのどちらでもなく、
「モノよりもカネの量が急激に増える」ことによって起こるインフレです。
経済が発展途上にある時に起こる、いわば「原始的」インフレと言えるかもしれません。

ジンバブエ経済は、ムガベ大統領が1990年後半から2000年代初期にかけて打ち出した土地分配などの過激な経済政策が原因で悪化の一途をたどった。日常生活の基本物資の慢性的な不足にも直面し、中銀が予算赤字を埋め合わせるため紙幣を発行し続けたためインフレが高騰。経済危機の最悪時には、物価が1日ごとに倍増する異常状態も生まれていた。

インフレといえば悪いものというイメージがあるようですが、
「良い」側面もあることを理解しておきたいものです!

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