国家/地方公務員の出題の差は?【質問コーナー】


先日、受講生から
「先生、地方公務員と国家公務員で、経済学の問題に差はありますか?」
と質問がありましたので、以下にまとめてみます。

難易度としては
(難)→(易)の順で、
国家総合職>裁判所事務官=国税専門官=市役所A日程>国家一般職>特別区
という位置づけになるかと思います。
※裁判所事務官だけ、かなりクセあり

ポイントは
特別区の問題は、ほとんどスタンダードレベルである。
 同じ地方公務員でも市役所Aより簡単

国家系では、科目選択制となっていることが多いためか
 計算量が多い問題が含まれる。※末尾のビデオ参照

かつて国家総合職(旧国家1種)でしか出題されていなかったようなレベルの問題が、
ここ数年では裁判所事務官・国税専門官・国家一般職にも時々出題されている。

地方系(特別区を除く)では、法律・行政系の他科目とバランスを取る意味で、
 国家系のような計算問題は少なく、理論系(正誤判定の文章題)が多い傾向。

という点が特徴です。

一応、頭の片隅に置いていただけると良いと思います!

少しは役に立った!と思われましたら、クリックお願いします!

にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
にほんブログ村

参考:H26年度・国家一般職ミクロ経済学の1問め


ミクロ経済学で重要な所はどこですか?【質問コーナー】

前回のQ&Aの続きです。
直前期になると、
「ミクロは、最低限、どこを押さえておけばよいですか?」
という質問を受けます。
当然、「テキストの全部は消化できていないから」という理由なのでしょうが・・・
まぁ、受験生の立場になれば、学習科目が多いこともあり、仕方ない面もありますね。

ミクロの最重要分野を一つ挙げるとそれば、
「弾力性」
だと思います。

反応の強さを表す「弾力性(elasticity)」は、
「価格にたいして需要量がどれくらい反応するか」を示す
「価格弾力性」の出題がメインです。
毎年のように出題されています。

たとえば、
価格を下げたとき、売上が下がってしまうのは、価格弾力性が1より大きい場合、1より小さい場合のどちらでしょうか?」

という問題は、特に計算をせずとも答えられないといけません。

あとは、応用パターンが多い
「余剰」の問題、そして

「効用最大化」の問題
「課税」の問題

この辺りをガッチリ得点できれば、ミクロの範囲の3分の1くらいはカバーできたことになります。

受験生の皆さんは、焦ることなく、足元を固めて学習を進めていきましょう!

少しは役に立った!と思われましたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
にほんブログ村


経済を捨てて合格できますか?【質問コーナー】

先週、受講生から質問がありました。
「先生、ミクロは一通り勉強しましたが、思うように点数が取れません。
思い切って経済を捨てるというのは、アリですか?」

・・・講師の私からすると、ちょっと困った質問です。(笑)

ただ、具体的に話を聞くと、たしかに講座(ビデオ)は一通り見終わっているが、
問題を解く段階で、つまづいているようでした。

おそらく、内容を理解するので精いっぱいで、問題を解く段階ではないと判断し、
早い段階であきらめてしまっているのだと思いました。

全捨て するのではなく、 頻出トピックに絞って 問題が解けるレベルまで
学習する

のが最善だと思います。

本番まで約2か月ということもあるし、先ほどの方は
どこか分からないかが分からない
と仰っていましたので・・・。

(たとえ問題が解けなくとも、解説をじっくり読みましょう!)

では、その頻出トピックとは?
続きは、次回お話ししましょう。

少しは役に立った!と思われましたら、クリックお願いします!

にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
にほんブログ村


 前のページ 1 2 3 次のページ