「流動性のわな」とは?

いよいよ、市役所/県庁の試験が目前に近づいてきました。

今日はマクロ経済学の「流動性のわな」について、復習しましょう。

IS-LM分析で、
「利子率がゼロに近い状態で、金融緩和政策を行って通貨量を増やしても所得増加の効果がない」 ことを、

「わな」

に例えて表現したものですね。

通常ですと、金融緩和政策により、
利子率(グラフ縦幅r)低下→投資の増加→乗数効果により所得(グラフ横幅Y)拡大
となるところが、

利子率が下限(ゼロ)ギリギリまで来ているので、このメカニズムが発生しませんよ、
という理論です。

liquiditytrap

「流動性のわな」においては「LM曲線が水平」と表現している参考書がほとんどですが、
「利子率が変化しないために、金融政策によって需要創出効果が生じない」ことがポイントになります。

2016裁判所事務官 経済学【35】肢5
積極的な金融緩和政策を行っても、流動性の罠に陥っている場合には、利子率の低下は起こらない。(〇)

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