社会保障費「自然増」の謎

日経新聞の8月3日朝刊の見出しです。

政府は社会保障費の増加額を年約5000億円に抑える目安を設けた。
1兆円と言われた「自然増」を半減させるように見えるが、過去の当初予算のメドは
補正予算で骨抜きとなり歳出が膨らんだ。失敗の歴史に終止符を打てるか。

試験では、「社会保障費の内訳」が出題されています。
やや細かい話題に見えますが、実生活と連結する話題ですので注意しましょう。

平成26(2014)年のデータで

年金:56兆(4割以上;約5割) 
医療:37兆(3割以上)

この2つで、8割を越えていることに注意してください。

nenkin50percent

財務省の資料ですが、カラフルな将来が待っている…とは言いにくい現状です。

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年金の「マクロ経済スライド」とは?

今年(2015年)から年金支給について適用される「マクロ経済スライド」についてです。
以下、2月22日の東洋経済オンラインからの記事です。

少子高齢化への対策として公的年金給付を自動的に削減する「マクロ経済スライド」が、2015年度に初めて発動されることが1月末に正式決定した。

2015年度の名目年金給付額は、2014年に消費者物価が上昇したため、16年ぶりに増加する。だが、本来なら、物価上昇を加味した名目手取り賃金上昇率2.3%を年金給付に反映させるところ、今回は増加幅が物価上昇分よりも抑制され、年金の価値は目減りする格好だ。

年金には物価スライドという制度があり、
「インフレ状況では物価が上がっていくが、もらえる年金額がそのままでは生活が苦しくなるので年金額も引き上げていく」ことになっています。

しかし、財源不足を考慮すると、一定の「足止め」が必要。
この「足止め」政策が、「マクロ経済スライド」であります。

要するに、「マクロ経済スライド」とは、
インフレに合わせて年金上げてると財源が持たないから少しは我慢して下さいね!
という内容です。

制度自体は2004年に始まりましたが、デフレ状況が続いていたため
「約10年の間、出番がなかった」ということです。

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財政学の勉強のしかた(今から間に合うか?)

「財政学」の選択をするか、迷っている方へ…

「ぜひ、勉強してください」と自信を持って勧めます!

※レビューは良くないですが、全体的な内容については試験で十分通用します。
まずは、「スー過去」で基本テーマをマスターしましょう。

全部やらなくては!と意気込む必要はありません。

全部で400ページ以上ある本ですが、
メインは 第1章「財政の仕組み」・第2章「地方財政」・第3章「国債」です。

ここまでで大体200ページですから、
事実上、この本の半分だけ頭に入れればよいのだ… と気楽に構えてください。

第4章「税制」はページ数が多いですが、
ミクロ経済学と範囲が重なるところもあるし、
実際に出題される内容は見た目よりも多くありません。

論述については、こちらの本が良いと思います。

章末に練習問題があり、解答もついていますので、勉強しやすいと思います。
ぜひ、「追い込み科目」として、勉強計画に加えてください!

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